1954-12-02 第20回国会 参議院 本会議 第3号
(拍手)この故に、石炭安定の根本方針は、現状のような自由放任の民営生産方式の下では、企業の合理化、炭価の引下は不可能であるばかりか、健全な中小炭鉱すら一切破壊から免かれることができません。
(拍手)この故に、石炭安定の根本方針は、現状のような自由放任の民営生産方式の下では、企業の合理化、炭価の引下は不可能であるばかりか、健全な中小炭鉱すら一切破壊から免かれることができません。
直営生産により需給の調整をはかり、しかも価格を維持して森林の再生産に支障のないようにするという御熱意はよくわかりますがただ直営生産材だけをその需給の対象にして強く取上げて、もし民営生産調整の面に手抜かりがあるとするならば、せつかく林野庁で御苦心になつても、この一角から価格がくずれ、需給のバランスを失して来るということが起きはしないかと思います。
それで從來の関係から立木処分をして、立木で賣つて、買つた人が自分の計算においてそれを丸太にし、或いは炭に燒いて出して、民営生産として行われて來た。石数は全國で國有林を材料といたしまする分といたしましては有数な一二の縣でございます。そこで一つの山をやる場合に、その近接をやつておる者はその仕事に携さわつた方がいわゆる算盤といいますか、経営上からいうと便利だというような場合がございます。